月日の経つのは早いですね。
この前、年が明けたかと思ったらもう5月です。
新緑、ツツジがとてもきれいです。

昨年の秋からとても忙しい生活を送っていました。
やっと少し落ち着いてきました。
この数か月は私の元々の専門分野である、会計システムや業務システムの仕事が非常に多かったです。
その一方で集客の相談も結構ありました。
相談で痛感したのは、いまだに
『よい商品、サービスなので、必ず売れるはず』と思い込んでいる人がなんと多いかということです。
よい商品も実際に買ってみなければ分からないし、よいサービスも実際に受けてみなければ分からないのです。
それに、実際に買ってみたところで、それが販売者、生産者が思っているほど、本当に良いものと気づいてくれるとは限りません。
お客様はその商品やサービスのプロという訳ではないですからね。
専門家の目でみればA商品の方がB商品よりもはるかに優れていても、お客様はそこそこのB商品の方がよいと思うことなんてザラにあると思いませんか?
お客様が選んでくれるのは「よい商品」ではなく「よいと思う商品」なのです。
つまり、お客様が「これはよさそうな商品だから買ってみよう」と思ってくれるようになることをしなければ商品は売れません。
そう思ってもらうためにはマーケティングを駆使しないとダメなのです。
こう説明すると、性能や仕様をひたすらアピールして、他社の商品よりも優れていることを伝えたがる人が、これまた多いのです。
今の時代、人は理屈、理論ではモノを買いません。
人は感情でモノを買うのです。
そして、その「買う」という行為を自分に納得させるために、ここで初めて理論を求めてきます。
仕様であったり、購入者の声だったりですね。
もっとも良ければモノが売れた時代もありました。
しかし今の日本は、もうその時代ではないのです。
石井義則